1A 10/8午前  親子野球 子○7-6●親

 遂にこの日がやって参りました。本日午前は親子が日頃の愛情と怨念を確かめ合う親子野球です。最近いっちょ前の口をきくようになった息子たちよ、お前たちはまだまだ甘ちゃんだってことを分からせてやろう。早朝から集まった保護者軍団からどす黒いオーラが上がっています。迎え撃つ青少年たちは余裕の笑顔。軍団、やや入れ込み気味か。

 

いつものアップ・メニューで準備開始です。おっと、最初のランニングで早くも数名が遅れ始めました。キャッチボールでは「もっと優しく投げてよーっ」といななきが聞こえます。昨晩も宴会のK君のお母さんは早くも燃え尽きたのか、倒れ込むようにベンチに座りなぜかコーラをあおっています。

 

さあ試合開始。息子たちのストレートは見事に忖度され打ちごろばかりですが、バットはくるくる回り続け‥。「子供は凄いよ」「何で打てなかったのよ、なんてもう言えない」。みんな死んだ魚の目をして遠くを見つめるばかり。そんな劣勢の中で威厳を見せたのは我らが学年代表!予告ホームランの構えから鋭く振り出されたバットは息子の球を容赦なく捉えクリーン・ヒットに。父親陣も奮起し、D君とHi君のお父さん、コーチ陣もガチンコのスイングで出塁。Ha君のお父さんは危険球にバットを投げ付けて乱闘の構えだ。Uパパはキャプテンの胸元にえげつないスライダーをぶち込んで仰け反らせ、反則すれすれの本気を見せつけています。しかし終盤には腰痛、筋肉痛、その他各症状が次々と現れ、最後は監督采配によりノーアウト満塁からの軍団攻撃となりましたが、息子たちの前にあえなく力尽きたのでした。

 

小さな手にグローブをつけて、よちよちボールを追い掛けていた頃はそんなに昔じゃないのに。

今はもう君が本気で投げたら、お母さんはキャッチできるか分からないよ。

 成長したなあ。

 君たちのおかげで今日も楽しかった。

 ありがとう。

 

「ほとんどノーミスのボール回し、間近で見たら早くて正確で本当に凄かった。みんな、野球上手になったね。大きくなったね」

 

(お母さんたちの言葉)