1A 浦安市秋季大会準決勝(vs 新浦安ドリームスター)

さぁ準決勝。相手は強力打線を要するドリスタ。ベイマリ後攻でプレイボール。


初回、相手打線を3人で抑えたその裏、ベイマリは先頭打者がヒットで出塁!!その後ランナーを進め、2アウト3塁と先制のチャンス。ここで4番の放った打球は三遊間へのゴロ。ショートが三遊間深くでボールを掴みファーストへ送球。バッターは1塁ベースへ猪突猛進!!!

 

バシッ!!(キャッチした音) & ダンッ!!(ベースを踏んだ音)

 

タイミング的にはギリギリだ、、、

 

セェーーーフ!!!!

 

ショートバウンドした送球がファーストのグラブからポロリとこぼれ落ちた。きっと、山中で出くわしたイノシシが一直線に向かって来たような恐怖感に襲われてしまったんだろう。

 

先制点を奪い、順調な滑り出し。と思いきや、2回表の先頭打者をフォアボールで出してしまう。1アウト3塁からスクイズを決められ、あっという間に同点に追いつかれる。その裏、フォアボールとヒットで1アウト2、3塁のチャンスを迎えるが、あと一本が出ず無得点。う~ん、追加点が欲しい。いくらでも欲しい。相手の爆発力を考えると、何点あっても安心できない。

 

4回表、相手の4番にレフトへの弾丸ライナーを喰らい1アウト2、3塁の大ピンチ!!

頼む、誰か何とかしてくれ…。

そんな無責任な大人の願いに見事に応えてくれ、続く2人の打者を打ち取りこのピンチを切り抜ける。ふぅ~~。

こう着状態の続く5回裏、ベイマリは2アウトから内野安打2本を含む3連打で2アウト満塁のチャンス!!

頼む、誰か何とかしてくれ…。

そんな無責任な大人の願いが、何度も上手くいくわけがない。センターフライに抑えられ、1-1のまま終盤を迎える。

 

ベイマリ2番手投手は、エラーで1人塁に出したものの、6、7回を見事に抑えた。そして、迎えた最終回7回裏。ここで決めておきたい。特別延長なんてイヤだ。この緊張感から早く解放されたい。。。

1アウト後、2連打が飛び出し1、3塁の大大大チャ~ンス。行け~、一気に決めちまえ~!!!

 

スクイズだーーー!!!

うおぉぉ、見事に外されたーーー!!!

すげぇぇ、バッタージャンプしながら左手一本で転がしたーーー!!!

うわあぁ、あんな格好でまさか転がせていると思わず3塁ランナー挟まれたーーー!!!

 

3塁ランナー憤死。

 

しかし、まだ2アウト。もう1チャンスある。すると相手は敬遠策を取り2アウト満塁。勘違いするなよ、松井秀喜は5連続だ。まだ4つ足りない。

 

7回裏、2アウト満塁。さぁ、勝負だ!!

 

ストライク!! ボール!! ファール!! ・・・

 

マウンド上の投手とバッターボックスの打者、2人の真剣勝負に高洲球場の全ての人達が引き込まれていく。そして投じられた5球目、、、

 

ドスッ…。

 

いつもとは違う音・・・。

ボールはバットではなく、打者の腰付近に当たりピッチャー方向へ力なく転がっていった。

 

デッドボーーーール!!!

 

うおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!

勝ったーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

全く予想していない結末。いや、試合展開自体が予想外のロースコア。

しびれた。一瞬でも気を抜けば、それが命取り。こんな緊張感、個人的には1999年のアーネスト・ホースト vs フランシスコ・フィリオ以来である。

 

フィールド、ベンチ、全ての選手が一丸となって、最後まで集中力を切らさずに戦った結果ではないだろうか。本当に素晴らしい一戦でした(とっても疲れたけど)。

 

遂に決勝だ!!

相手は宿敵ニューラッキーズ!!今年だけでも3度目の決勝対決だ。

 

次こそは。