【スタッフミーティング:指導方針】

【概要版】

◎H26年1/31ベイマリスタッフミーティング@レジアス自治会館

▽総監督以下スタッフ20名出席

  別途資料あり

 

【会の趣旨】

  指導方針、方法の共有

  別紙(A)2枚参照。効果がでる時期にやるべきことをやり子どもたちのパフォーマンス力を高めたい

 

【講習会報告】

  別紙参照。12月のスポーツ少年団認定員養成講習報告。

▽指導者の役割

  一方的に怒鳴る、叱る、猛練習させるということが否定されている。子どもの話をちゃんと聞こう、褒めよう。自分の声にしたこと、問いかけてしゃべらせてあげることが大切。「今どうだった?」「何か感じたことある?」と問いかけ、自分の言葉でしゃべらせる。自分の声にしたことは自ら聞き、自分の中に整理されていく。「オートクライン」。自分で気がつかせることが大切。聞いてあげ、あいずちをうってあげ、褒めてあげる。話しやすい環境をつくってやることで子どもを受け入れる状況がそろう。

▽ジュニア期のスポーツ

  体、心の話。22時から2時までに成長ホルモンが分泌されるので、そこで寝ないとホルモンが出ないといわれる。栄養、生活様式が非常に関係する。

  体には「適度な」運動刺激が必要。過度な運動負荷は危険。骨の成長を妨げる。

  神経系が伸びるのが2~8歳、「プレゴールデンエイジ」。アップの時に足と手をばらばらに動かさせる、というような感覚的なことを身に付けさせる年代は早い。この後、神経系、リンパ系、呼吸器、生殖機能が伸びていく。その時々に合わせたことをやりましょう。「見て動く」というのは野球に一番必要な感覚。小学校の時代に育つ。筋力の増加は中学高校以降で良い。子どもの時には、とにかく飛ばせたり、木登りさせたり、遊ばせたり。

  「心理」。負けると無力感を持ちやすい。優劣を競うようなことをあまりに強調するような「場」を作らない。場の雰囲気がそうなってしまって、失敗してしまうと、場の中で、自分は無力なんだということを思いすぎてしまうので、特にこの時期は気をつけましょう。競争環境が強い雰囲気の集団ではなくて、プロセスを重視し認めて褒めてあげる場を。大人が思っている以上に、できたことを、本当に結果が出たことではなくてちょっとした努力を評価してあげることはこの年代の子たちは受け入れてくれる。

▽体、けが

  骨の話。「成長軟骨」、「骨端線」とも呼ぶが、これがある限りそれが骨に変化して伸びるという。成長軟骨にストレスをかけないことがジュニア期に必要。

  腱板炎。肩が引っかかるという。軟骨と、実際にできている骨が引っかかったり。リトルリーグショルダーもある。一番多いと思うのは野球肘。重く出るのはピッチャー、キャッチャーの子。

  腰痛。大人と同じように腰椎分離症のようになるケースもある。そんなに多くない。

  オスグット病はもっとも代表的な骨端症。膝のところが骨は伸びるのに筋肉がついていかなくて、引っ張り合うような状態になる。大腿四頭筋やハムストリングのストレッチや、専用バンドも売っている。整形外科でも処方してくれる。

  シーバー病はかかと。野球のスパイクは下が固い。スパイクは下が柔らかいところでぐっと力を出すために、掘るためにあるんだが、固いところで履いていると少しストレスがかかる。できるだけアップシューズで。柔らかい日はいいと思うが、下がカチカチの日は、アップシューズのまま練習させたほうが良いかもしれない。

  ぜんそくは時期や湿気などが影響する。冷たい空気を吸い込んだときに普通に出てしまう子もいる。マスクをさせるとか。発作を起こす可能性もあり注意してあげて下さい。

▽ゴールデンエイジ

  「ゴールデンエイジ」。5、6歳から8歳ごろにかけて、人生の中で1度だけ訪れる神経系の発達が著しくみられる時期。この時期に多種多様なトレーニングをする必要がある。縄跳びなどたくさんの種目を。いろいろな遊びを導入していることが重要。9~12歳になると、神経系が完全に発達しきる「ゴールデンエイジ」。無駄な運動浪費、運動衝動が減ってきて、5,6年生になると集団行動ができるようになるので、少しずつ自分の体がコントロールできるようになってくる。この時期にスポーツにかかわる多くの動きが覚えられ、この時期覚えた動きは一生忘れることがないと言われている。非常に大事な時期。中学になると即座の習得が現れなくなる。小学校時代が大事。

  年齢差。8~15歳は、プラスマイナス3歳ぐらいはある。そのつもりで指導してあげてほしい。上の子に合わせることで、過度のストレスを与えてしまうことを指導者は避けるべき。発育スピード差を理解してやる必要がある。

  ウオーミングアップは、子どもは代謝が高いので、10~15分でOK。やらせすぎないで下さい。大人の感覚で30分以上やったりすると、トレーニングの域に入ってくると。代謝が高く、すぐ筋温が上がる。

▽熱中症

  「熱中症ガイドブック」をもらった。コンパクトにまとまっている。当番バッグに入れたり、夏前にこういう場で話したら良い。熱中症は脇を冷やす。脇、首筋、股関節。保冷剤入れて、とにかく冷やす。家で味噌汁飲む、梅干しなめる。梅干し入りのおにぎりだとか。塩味も付いている。スポーツドリンクは取りすぎると糖分が高い。

 

 

【各論】

▽スタッフの役割分担、コーチング

  スタッフ間の役割分担。練習でも試合でも監督中心に、各コーチが何度も何度も同じことを言うと子どもはえっ、となるし、違うことを言うのは本末転倒。指導してることはスタッフは耳を傾けて、違うことを言わないように心がける必要がある。試合中もそう。試合中は監督だけ、声出すのは。回りのコーチは声援だけ。「いいプレーだぞ」だけ。名前呼ぶなんていうのは、集中力が違うところへいく。試合中は監督、選手の信頼関係でいかにひとつになって相手にぶつかっていけるか。ポイントになってくる。コーチは試合中は黒子。気付いたところ、例えば外野の守備位置などは監督に「前すぎないですか」などとささやきで声掛けを。役割分担で、自分では言わない。選手全員出すときは、「これでいくと出せないですね」だとか、全員出す形で、監督とやり取りを。試合では監督は采配で一杯一杯。目となるのはコーチ。選手の動きもしかり。選手個人個人の自主性に任せてネクストキャッチャーを作ったりランナーコーチ行ったりだとか、自主性に任せたいが、目に届かないときには、ささやく程度に。「やれよ」「誰行くんだよ」ではなくて、「次準備できてるのかなー」とか、ささやく程度に、気付かせる感じで。それで自然に動けるんじゃないか。

  子どもたちの健康状態は常に把握、観察しましょう。試合前、練習前。練習中も目を配り、どこか悪ければ声をかけ、早め早めにというのがスタッフの役割。天候に合わせた練習も。雨の時は勉強会や野球クイズなども良いと思う。

  時には役割的には監督になるだろうが、締めることもあるでしょう。喝を入れるつもりで。しかし基本は怒鳴らない。いいところを見つけてほめてあげる。これは絶対。子どもは本当によく覚えている。誰々さんに褒められた、とすごい喜ぶ。それが次の子どもやる気にもなる。なんでもいい。いいところを見つけて褒めてあげたい。できないのはスタッフが指導してなかったという責任。具体的に根気よく教えてあげる

 

▽病院

  浦安駅付近の「あすなろ」。サッカーやってた人が教えてて、混んでいるが。バランスから見てくれる。リハビリまでだと「船橋整形」。あとは「行徳整形」。スポーツを知ってる人がいて、知識がある。診断はそこでも良いと思う。「入船整形」は混んでる。けがは早め早めに行ったほうがいい。

 

▽スパイク

  チームとしてはアップはアップシューズでやりましょう。その後はグラウンド状況を見て。選手が痛いと言ったら履かせない。最初からスパイクでやるというのは負担が掛かる。現場対応で。

 

▽体の発達

  5年生の時にけがが多い。6年生はほとんどしない。

  スポーツは体が大きい方がいい。どう大きくさせるか。「運動後30分以内に炭水化物」というのは講習でも言っていた。練習後30分以内におにぎり2つ位食べさせるといい。おなかがすいている時間が長くなるとやはり吸収が異なるようだ。

  フルーツ100%ジュース。練習後すぐ。帰って来たら。ビタミン。

 

▽ストレッチ

  年齢にあったトレーニング、柔軟性。肩胛骨、足首、股関節。それから生活の姿勢。立ってるとき、歩くとき、これで決まってくる。あとはバランス。左スイングをさせるとか、左右対称を心がけてあげたい。股関節はみんな固い。ストレッチは風呂上がりにやってもらいたい。やり方を共有してほしい。

  1部。持久力、筋トレは中学高校からで、細かいトレーニングや自分の体重を支える程度の腕立てや腹筋など。膝立てて、勢いよくやらない。腹筋は腰上げる必要はないので、腰に負担掛からないよう。肩回し、インナーマッスルを鍛えるのは良いと思う。ゴムのトレーニングも。5年生は練習メニューとしては基礎の反復練習を引き続き、おのおのの課題も。6年は実践、総仕上げに向けて。5年はけがが多いので、投手は球数を控えた方が良いのでは。投手やって捕手とかという場合は少し控えて。あとは練習前のアップ。

  キャッチボール前のストレッチ。今度、1部とやり方を統一しましょうか。肩胛骨の準備。肩胛骨は3つの動き。それを取り入れると肩胛骨は準備完了。羽の動き。あとは肘の内側の刺激。グローブもって回すのはいい。遠心力で肩を。数字を書かせたり。

  キャッチボール前の他、投手も投球前に。投げずして温める。投球後も腕振ってあげたり、ボールを投げ合いぶらぶらとして、遊び感覚でリラックスをさせる。

  ダウン。溜まった乳酸を1周ぐらい少し走らせてから体操やってしめる。1度走らせてからストレッチというのも良いと思う。楽しんでやる。2人でしょったり。パターンが決まれば共有しましょう。少し1周でもして温めてから伸ばすのは効果がある。

  うんこ座りを小さいうちに。四股も。キャッチャーさせると足首をちゃんと付けて座れない子がいる。足首が硬い。股、股関節が固い。足首から股関節。

  ストレッチは普段から。家で。土日だけで野球うまくなりなさいというのは無理。

  一番簡単なのはイチロー座り。女性のようにおしりをぺたっとつけて。それでテレビ見ていてもいい。かなり効く。足首も柔らかくなる。低学年はやった方が良い。

 

▽動体視力

  野球は遠くを見ていきなり近くを見る筋肉だと言います。ティーのボールでも印が付いているボールは打つ、ないのは打たないとか。それでボールを引きつける。数字が書いてあったり。そういう練習方法も楽しみながらという中では、ありかもしれない。下の学年でやってほしい。

 

▽ノック

  3部は軟球だけでなくソフトなど大きいボールでも。しっかり呼び込んで当てる感覚の練習。ノックも早いボールより形がしっかりしないと。上行ってから捕れなくなる。

  基本的には打ちやすいボール、捕りやすいボールをやっている。動かしながら打たすとか。軸がぶれるなどあるかもしれないが、動きやスピードに対応できるかが大切。練習でやっていけば。

 

▽体幹、ランニング

  逆立ちや手押し車。遊び感覚で。冬にいい。姿勢、バランスの悪い子が多い。縄跳び、トランポリン。プレゴールデンエイジは一番良い。あまり加重をかけず、空中で姿勢を保つのは凄い体幹トレーニング。縄跳びのフォームを見てあげることも大切。

  斜めに走る子がいる。肩がぶれている子が多い。手ぬぐいを首に巻いて左右左右と動かすトレーニングがある。同じ距離でそれを1日何分と、まっすぐやる。自然と走り方でもぶれなくなる。肩胛骨。動かないように。手ぬぐいで立ったままで。

  直線走。1本か2本のラインの間をただまっすぐ走らせる。横にぶれるとすぐ分かる。軸ができる。まっすぐ走れると早くなる。それができるとバッティングに軸ができる。股関節でぐっと回れるようになる。

  姿勢、走り方は大切。後ろから見て、猫背、腰を曲げている子は注意が必要。腰を伸ばして。これが体幹、軸。後ろから軸。腰を伸ばせ、と言う。ポイントは腰伸ばし。足でドカドカはバツ。きれいな音で走れるように。全部野球に通じる。守備の構えから。走るとき、早く走れではなく、「腕を振れ」。足を上げろではなく、「腕を引け」。引けば足があがる。腕をまっすぐ引く。

 

▽スローイング

  投げ方は極論、統一したい。しかしそれも子どもの体格で違う。「上から投げろ」というが、当てはまらない子もいる。そこをどう見極めるか。だから統一はできないが、基本の投げ方、捕り方、打ち方は、小さいときに徹底できれば。

  足のステップが開く。開くと肘が下がる。これをどこまで直して良いのか。余り気にしすぎるとだめだと思うのだが、いずれ肘の障害なども起こしてしまうと思う。

  順番があるという気がしている。内側に足が入る子もいる。肘が下がる子もいる。理想的な形はあると思う。3年生から直そうとしてもできない。

  随伴動作。目的とする動きをしようとしたときに、体のどこかが勝手に違う動きをすることがあると。大人の言葉だと伝わらないかもしれない。1個1個なのか、パーツパーツで教えるか。

  メンコが一番。メンコは肘だけでは投げられない。いい音させなさいと言うと、良い投げ方しかできない。

  遠くに遠くに投げようとしたり、あるいは大人と投げると大人が上にいるので、上に投げようとしている。筋力がないのに塁間を届かせようとして、砲丸投げになっている。

  回転で投げるために、まず右手から教えるのかなと。球を外に向ける。左手は後。足をまっすぐとかは多分もうその時点で分からないんだと思う、小さい子は。腕をやると、足は開かない。腕が正しくなれば足は内内になる。

  大人とやると上になってしまう。開いて。砲丸投げ。投げる角度と目線。下にしか投げさせなければ良いのではないか。

  3Bは塁間はワンバン。遠投もさせていない。その方がきれいな形で投げられる。

  スタートができれば。耳の後ろに。とったらすぐ耳の後ろ。親指で後頭部をトントンとやってから投げなさいと。小さい子に。トントンパ、と。

  寝て投げたときの角度。ゼロ・ポジション。どこまで上げるか。寝て、頭を枕にしたときの姿勢、これがぴったり合っていればいい。アンダースローでも一緒で、軸が下がっていくだけ。肩で合う点が肘を上げる定義。背骨に対して寝させて。軸に対して十字架のようになる。寝かせて、左右の位置を見極めて。

  上げろ上げろとセオリーだけで入ると強要になってしまう。体格差もある。

  縄跳びやラケットとか、バトミントンラケット。あれも上にちゃんと上げないと振れない。縄跳びを持って振るというのも、いい投げ方の人はプラスチックが上でも下でも当たらない。短いおもちゃバットで投げる練習。これをうまく後ろまで振れたら。

  上に向けて投げるのはどうなのか。遠投よりもワンバンで早いボールを投げること。身長より上に向けて投げない。早く投げて肩の筋肉を。3部は届く距離で。この辺はスタッフできちんと。

 

▽フライキャッチ

  3部の練習では色々な動きを。フライを捕る感覚は小さいうちに決まる。5、6歳で。軟球でなくテニスボールでも良い。怖がらず、数多くのボールの下に入れるかというのを球数多く。キャッチボールでもワンバンして捕るのも良い。

  漠然とフライを見ている子が多い。フライの頂点で「ここ」と言わせる。集中する。どこから落ちてくるか。漠然とでなく。「オーライ」でもいい。苦手な子にやらせてみるのも良い。

  「捕る」意識が強く出る。「自分が捕らなきゃいけない」という意識。大事なことは子どもでも、うまい下手というのは、「イメージできているかどうか」。どこでとったらどうとか、こういうバウンドをするとか、イメージできている子は対応できる。できない子は遅れて捕れないというのはある。反復で感覚をつかむしかない。

  下を向いて、「来い」と言ったら、フライを投げてあげて、見えない所の時点から捕る。遊び感覚でいい。3部は特に。

 

▽キャッチング

  両手で捕る、について。両手で捕らないといけないと思いすぎていて、捕れる範囲が狭くなることがある。ぎりぎりで、片手伸ばして捕るような所でも、両手でいこうとすることが。ぎりぎりのプレーでも丁寧に両手でいくことがあり、キャッチボールでも片手で捕る時間を作ると良いと思う。どんな球でも片手で捕るとか、器用さを小さいうちに、神経が発達している最中にやった方が良いのではないか。

  両手はキャッチングというより、正面に入るという動き。1年生でもグラブの使い方がおかしいことがある。最初はやはり、正面に入る、ということは足を使って両手で捕るということ。徐々にグローブの使い方を。最初は正面。両手、でなく、正面という言い方。

  1年の子はグローブが大きい、重たい。片手で捕れない。ボールの力に。だから最初は両手しかない。でもこだわらないようにしなければいけない。ある程度したら。ちょっとやらせるのが早いということがあるのかもしれない。

  片手は1、2年生じゃない。色々できるようになってきた4年生ぐらいですね。片手キャッチボールやろうぜとか。

  両手でなく、手を添えるということ。グローブに投げる手を持ってかなければ、捕球してから送球にいかなくなる。手を添えろ、と。投げる手がそばにあるように。癖にして欲しい。片手で捕ったときも一緒。すぐ投げるために。

  小さい頃は素手で柔らかなボールを両手で捕るということをやればいい。グローブなしで。手で取れば両手採りとは違う。重たすぎるグローブも悪い。3B、初心者含め、柔らかいボールでキャッチボールからスタートが理想。3Aになって、個人差はあるが可動域広げなければいけないので、シングルの動きを入れていくという感じか。

 

▽ショートバウンド、逆シングル

  ショーバンが苦手な子が多いという印象。キャッチボールから入れていくというのも。

  下からコロコロ、キャッチボールの近い距離で捕るのと、腰の高さぐらいのツーバンをショーバンで拾う練習。キャッチボール後のメニューは大事。4年くらいから。

  逆シングル。1部でやってるやつを、4年生にも教えましょう。ベイマリのキャッチボールパターンを作って。

 

▽挨拶

  礼儀、あいさつは厳しくやっていきましょう。スタッフが率先し、父母も。学校に入ったとき、やる子は、こんにちは、帰るときも失礼しますと。学校の出入りは統一。入る前「こんにちは」、帰るときに「ありがとうございました」。グラウンドはどこへ行っても、入る前と出るときあいさつするのは基本。

  練習前後も。一列にならんで「お願いします」。最後、グラウンドに挨拶して、監督、コーチへの挨拶もする。後ろ振り向かせて、スタッフがいる方にやらせている。顔を見てやりましょう。お父さん、お母さんも入れましょう。

 

▽バットを投げない

  四球で手渡し。気持ちがいい。キャッチャーマスク拾うのは危ないケースもある。四球のときにバットを置いて、ネクストが取って。打ったときはしょうがない。うちはベンチからがみがみ言わないから、ベイマリさんはいいねと心証ができている。道具も、見る人は絶対見ている。得ですよ。

 

▽自宅でのトレーニング

  平日どれくらいできるか。チームの伸び方が変わってくる。メニューがあってもいいのでは。

  ストレッチはできる。また割り、逆立ち。毎日やればできる。30秒でも。風呂上がり、股割、家族全員でそろって。どれくらいつくのと。太ももをよくほぐしてから。息はきながらやればつくようになるからと。2週間後見てみようと。家族みんなで見合うとか。張り合う感じで。

  一番難しいのが継続すること。癖になれば。やらなければというか、日課の一つ。素振りもそう。続けさせる、継続性、流れに乗せてあげられば。握力だとかも。一つでも継続してたら凄い。バットスイングだけでもいいと思う。

  低学年は野球の練習じゃないほうが良いかもしれない。素振りでなく、縄跳びだとか。1Aは子どもたちで決めさせて、次の大会までのこれをやるのがチームの約束だと。ひとりひとつ何かやるのを、素振り以外。チーム全体の約束にして、ノートで管理するとか。監督が決めたことでなく、自分たちで決めたことをやる。マネジメントにして。6年生ぐらいならきくと思う。みんなで決めた、と子どもに言わせたい。チームで決めたから、監督に言われたのではなくて、だからやるよと。優勝したいからと。それでも親に権利がありますが、5、6年になるとそれぐらいのマネジメントをしたい。強制はできない。チームで平日まで強制できない。

  家庭でもどこまで、という温度差がある。本人がやると言わない限りは。

  イチローは毎日これをやったとか、目標を明確に描ける者が続けられる。今気付くかどうか。上行ってからでは。子どもにいま判断させる。

  ゴール設定。3部だったら、縄跳びで30秒だったけど、プラス30秒とか。逆立ちでも。チームとして目標を持たせて。チームとして目標を決めてやるということでいきましょうか。基本は自分でいかに、やるところに導き、気付くかというところですね。

  やらされてるうちは伸び率はさほどでもない。正解かは分からないが、目標は、いかにそれに対して自分が動くか。本当に上を目指すならそういうアプローチもあるかなと。自分で定めて。

  直前というのも。昨日の自分よりも、明日の自分、と。近い目標を継続させる方法も。

  家で、というのはそれぞれの家庭の事情もある。平日は勉強という家も。

  提案としてできるのでは。家でこんなトレーニングできますよと。メニュー作って。それで子どもの目を覚まさすというのは。

 

▽各学年

  小さい子は「楽しませる」というのもキーワード。3部はいろいろな動きをさせるというところ。

  3年と1年はぜんぜん違う。スタッフがいれば、別でやりたい。

  4年からはまったく別。実践の動き、練習メニューですが、3Aでは先の塁でアウトを、ゲッツーのために2塁に投げさせる、走塁でも守りでも、先の塁、アウトをとる。

  練習でやっておかないと試合のときチャレンジしない。サードは全部ワンバンで投げるのか、というのもある。6年生。

  3部は3部のやり方。四球が3ベースになる。しかしそのままで5年6年になってしまうと、今度は違う野球になる。

  失敗を恐れるな、ということがうまく伝わらない。足が速くてフライに追い付くんだがワンバンさせて捕るとか。失敗しないように、突っ込むことができない子がいる。感覚として分からないんだろうと。固定的ポジションではなく、積極性のために、バッティング練習のときは守備位置をいつもと違うところに入らせるのも良いと思う。

  スタッフ間の指導内容共有、統一として、各カテゴリーやっているが、練習前にどんなメニューをやるか共有すればスムーズだし、終わった後に感じたことを共有して次の練習に生きるように課題、克服していけば、目標に近づいていく。

 

▽鳥かご

  ドリスタに聞いたら、手作り。ホームセンターで材料を購入して。数万円ぐらいとのこと。収納の問題があり、やるかどうかまず決めてから。

 

▽入部、当番、飲み会

  当番なしということも考えないといけないかもしれない。親の役割、負担もきついということ。盛り上がりすぎると後から入りずらいというのもある。強い強い、という盛り上がりすぎ。飲み会も。

 

 

 

 

【総括】(総監督)

▽コーチング

  コーチングの基本理論。けがも指導も、とかく我々は大人目線で見て話してしまうことがある。けがも「これくらい大丈夫だろう」という、子どもも大丈夫だろうという、大人感覚の押し付けが原因になり得る。コーチングの基本理論は、大事なことはトーキングだが、一番素晴らしいコーチというのは、「子どもに分かりやすく教えられる人」。一方通行は、指導ではなく指示。本人が分かるような表現を使い、分かるようなジェスチャーを使うことが大事。ここはほとんどの方がお父さんですから、親子という気持ちが強くなりがちだが、グラウンドでは、指導者と選手ということでお付き合い願いたい。いくら理論武装しても子どもが分からなければ意味がない。

  子どもが試合でミスをした場合。できなかった場合。大人が叱責する、怒鳴るのは違う。試合でできなかったということは、教えなかった指導者の責任。できないのであればいろんな反復練習をしていけば子どもは成長していく。大人目線で言わないようにして頂きたい。公式戦ではいっさい怒ってはダメ。これは我々の責任であるということを感じながらやって頂きたい。ほめ方、指導の仕方は色々、それぞれだが、それぞれの各カテゴリーの中で役割を担って頂き、フォローする人、指導する人と。そうすれば拒絶反応はない。

  子どもは本当によく見ている。感受性が高い。厳しくやると萎縮して、野球やチームから気持ちが離れていくということがある。締め付けるようでは子どもは伸びない。しかるところはしかる、ほめるところはほめる、という、1人ができればいいが、あるいは役割分担して頂ければと思う。

▽体の発達

  子どもの発育、発達は、各競技で色々な考え方がある。全て正しい訳ではない。その子には正しかったかもしれないが、他の子には正しくないこともあるかもしれない。ただ、大枠として大事なことは、基本的にきちんとした生活習慣を送るということを守らせる。これが我々の役目。例えば食生活。骨が弱い子は、カルシウム不足。偏食もあるし、カロリーを多く取ることもある。事細かく注意する必要はないが気をつけなければいけない。

  睡眠の大切さ。20時以降は睡眠というのは、ホルモン分泌時間があるというのは科学的に証明されている。

  筋トレは、例えば「登り棒に登りなさい」。やり続ければできるようになる。懸垂もそう。競技においての練習、意識は多い。サッカー、野球のキャッチボールなどは一生懸命やるが、それを支える体を鍛えることがなかなかできていない。普段の練習の合間でもできるし、子どもにも教えてほしい。機械を使ってのウエイトは必要ない。しかし、腹筋は何千回やってもいいと言われている。背筋は必要ない。普通に立って入れば人間はトレーニングしているようなもの。子どもらしい遊びから自然に身につく筋トレもある。まずはお父さん方はお子さん方に習慣を付けて、周りも。普段から遊び感覚でやっていれば自然と体幹も増していくと思う。

  低学年時には色々な反応力、判断力を鍛えあげる。神経が成長する。色々な状況判断に有効になってくる。10歳ぐらいまでにはできあがるということだと思う。なるべく早いほうがいい。これも普段の生活で工夫したらよいのではと思う。

▽怪我

  グラウンド、校庭が固い。膝やかかとへの負担、相当あるので気をつけていかねば。大事なことは、普段から聞き出してあげること。無理はあまりさせないように。親、監督、コーチが普段から相談のコミットができていればいいのだが、現場で考えて。

▽各学年

  我々は決めてしまいがちだが、2つ、3つのポジションができる選手を。内野、外野両方できたり、ピッチャーができたり。上に行ってから、9つのポジションを競い合う。どこかにチャンスがある。それを覚える、知ることが大切。固定はないほうがよい。できなかった子が、あまり投げられなかったと思った子が、上手に投げられるようになったり。子どもの変化はある。特に10番目からの選手が見えていない。結構うまくなっていたりする。広く見てあげることがチーム力アップにつながる。色々な経験をさせたい。1人のエースだけで、故障したらというチームはダメ。普段から準備してない指導者の責任。やらせてみてあげなければ何も始まらない。普段から、早い段階から。4番だピッチャーだ俺が絶対だ、というのではなく。

▽コミュニケーション

  親御さんから指導者への起用法に不満が出ることがあり得る。親なら誰しもあること。なぜ俺の子どもを使ってくれないのか、出してくれないのかと。これに関して、指導者間でのやり取りはやめるべきであろう。言い出すと溝が深まり解決にならない。

  普段から練習、父母に見に来てほしい。常に言って頂きたい。あとは定期的に会を開いてディスカッションをする。コミュニケーション不足、信頼関係不足が、そういうことにつながる。気をつけ、理解してアナウンスしていかねばいけない。子どもと接することも大事だし、父母と会話することも大事。日頃から、電話やメールのほかに、グラウンドで会話をしましょうとか。会合も必要。いろいろな意見を先に聞いておけば対応もできる。

  みなさんにも父母にも言いたいのは、選手起用方法は監督に任せます。監督、スタッフが普段から見ているのだから。采配、起用は理解頂くということしかない。ただし、納得してもらわないといけない。客観的事実、理由を伝える、その作業を怠るとクレームが出る可能性もある。注意を払っていくべき。普段から心がけなければいけない。これが絶対だと押し付けることもしないが、柔軟な対応はお願いしたい。みなさんからも意見をどんどん出して、事前の対応をとっていければ。気をつけてやっていきましょうということをお願いしたい。

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以上(作成者:吉川)